パラキートのパラスポーツ日記

障害者サッカー中心のブログです。アンプティサッカー、電動車椅子サッカー、ブラインドサッカー、CP(脳性麻痺)サッカー、デフ(聴覚障害者)サッカー、ソーシャルフットボール(精神障害者サッカー)、知的障害者サッカーなど。そのほかのパラスポーツも紹介していきます!

パレードは続くよTOKYOへ〜リオ五輪・パラリンピック凱旋パレード【2016.10.7】

10月7日 都内某所

雲ひとつない秋晴れの10月7日金曜日、

銀座の中央通りには大勢の見物人が詰めかけていました。

その中にひとりカメラを抱えて、パラキートは佇んでいました。

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フラッグ片手に

 

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9月のブラジル・リオデジャネイロで激闘を繰り広げた

オリンピアン&パラリンピアンたちの姿を一目見ようと

平日の日中にもかかわらず、実に8万人もの人が詰めかけていました。

 

そう、リオ五輪パラリンピック選手団の凱旋パレードが始まろうとしているんです! 

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今回のリオパラリンピックで活躍した選手達と

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オリンピック選手達の肖像が見守る中、

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すでに新橋を出発していたパレードの車列が刻々と近づいてくるにつれ、

沿道の人のカサは急激に増していきます。

ベストポジションを取れていたとタカをくくっていた私の周りにも、

人は容赦なく集まってきました。 

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報道陣はCOREDO室町の屋上階で待機。

 

そして、予定通過時間を10分ほどオーバーし、見物人がしびれを切らし始めた、

その時…。

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ついに先導の白バイ隊の姿が見えました!

パレードが横切ります!沿道は悲鳴にも怒号にも似た大きな歓声につつまれ、

一瞬方向感覚がわからなくなるほど。

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先頭車両には日本ウィルチェアラグビー史上初のメダルを手にした

官野一彦選手(中)ほかウィルチェアラグビー勢。 

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我らが横浜義塾、山口貴久選手もなんとか撮影できました。

同じ横浜市民として、なんとなく鼻が高くなってしまうのです。

 

リオの直前合宿で所沢の体育館に床磨きを手伝いに行った

(本当は見学に行ったら練習が終わっていた)時に、

選手の皆さんにボランティアへの感謝の言葉をいただいて、

僕らが床磨きすることで、彼らが優勝するなら何度でも床磨きに行ってやろう!

と思うくらい応援してました。本当に良かった!

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ボッチャ銀メダルの藤井友里子選手(中)。

この銀メダルで、ボッチャ人気が急激に高まり始めたようで、

友人もボッチャの体験会ですっかりその魅力にハマったようです。

僕も行きたい!

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柔道女子57Kg級(視覚障害)銅メダルの広瀬順子選手(左)。

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柔道男子100kg級(視覚障害)銅メダルの正木健人選手(左)と

柔道男子66kg級視覚障害)銅メダルの藤本聡選手(右)。

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パラリンピック旗を掲げているのは

男子走り幅跳び(切断などT42)銀メダルと、

陸上400mリレー(切断など)銅メダルの山本篤選手。

女子走り幅跳びの中西麻耶選手のコーチ役を務めたことでも話題になりましたね。

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山本選手の別カット。

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陸上400mリレー(切断など)銅メダルの多川知希選手(左)、佐藤圭太選手(中)

芦田創選手(右)

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多川知希選手別カット。笑顔爽やかです。

男子400mリレーは、リオ大会陸上勢では最初のメダル獲得となり、

後続選手たちを勢いづかせました。

アメリカの失格による繰り上げ銅メダルに驚く4人の姿も印象的でしたね!

 

…ということで、沿道で横入りした観客達の手に邪魔されてしまい、

あまりうまく撮ることができませんでした。

オリンピック、パラリンピック初の合同パレードとなった今回、

選手たちが競技ごとにバスに乗ること、車椅子移動の選手は低い台車に乗ること

などなど、いろいろと新しく知ることができました。

次は絶対にうまく撮れると思います…え、4年後…??

 

全く番外編ではない番外編(一応パラスポーツ日記なので)

もちろんオリンピアンのみなさんも撮影しました。

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卓球男子団体銀メダルの丹羽選手(左)

卓球女子団体銅メダルの福原愛選手(中)

橋本聖子リオオリンピック選手団長(右)

福原選手はとても可愛らしい方でした…(^^ミ

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体操男子団体金メダル 内村航平選手(左)、加藤凌平選手(中)、

田中佑典選手(右)。白井健三選手、山室光史選手は撮れませんでした。

体操男子団体は本当にしびれましたね。

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すみません、同乗者からも判別がつかず…(情報求む)

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男子競泳200mメドレーリレー銅メダルの松田丈志選手(左)と萩野公介選手(右)。

萩野選手はこのほか400m個人メドレー金メダル、

200m個人メドレー銀メダルに輝いています。

瀬戸大也選手は世界大会に出場のため今回のパレードには参加せず。

実はパラキートの身内が瀬戸選手から指導を受けたことがあるらしいです。

昨年JOCジュニアオリンピックに出場し、現在も日本代表を目指しているので、

4年後の東京で、もしかしたらパレード車に乗る身内を撮影することができるかも!

…なんて夢も見れました。

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こちらは柔道の選手団ですね。

女子選手は残念ながら判別つかず。

男子柔道90kg級金メダルのベイカー茉秋 選手でしょうか…??

山下泰裕 日本オリンピック委員会理事もいますね。

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女子柔道選手団の皆さん。

女子柔道57kg級銅メダルの松本薫選手(左から2番目)

女子柔道70kg級金メダルの田知本遥選手(左から3番目)

女子柔道48kg級銅メダルの近藤亜美選手(右端)

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ひときわ大きい身体の女子柔道78kg超級銅メダルの山部佳苗選手もいます。

オペラグラスを手にしているのは女子柔道52kg級銅メダルの中村美里選手。

3人でとても仲が良さそうでした。

 

4年前、自分がこの場にいて写真を撮ることなど全く想像もしていませんでした。

でも4年後、またこの場に立って選手たちを写真に収めているであろう自分が

容易に想像できます。

その時選手たちのどんな表情を捉え、どんな気持ちでパレード車を見上げているのか。

東京オリンピックパラリンピックが本当に楽しみになってきました。

 

パレードは続くよ東京へ。

今は4年後の歓喜を想像しながら、準備を進めていきたいと思います。

 

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【反省点】

パレード車列は人が歩く速度で移動するのですが、

前に人垣ができていて特定の人物にフォーカスを当てるのは不可能な状況だったので、

カメラを上空に掲げて連写する方法をとりました。

表情を捉え、なおかつ綺麗に画角に収めるのはとても難しくて、

トータルで見ると撮影は失敗でした。

ですが失敗にも学びはあるということで、包み隠さずアップしました。

次回はもっと頑張りますw

 

車椅子エリアの状況は?警備の様子などを見てきました。

 

今回パレードの取材をする上で、もうひとつ目的がありました。

それは今回設けられた車椅子エリアの状況の視察です。

 

今回パレードの撮影を試みたのは、

前日に「車椅子エリア」として告知された都営銀座線「三越前」駅A7出口付近です。

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出口前にフェンスと「車椅子エリア」の張り紙。

ただ、張り紙だけで大きな案内表示などがなかったのが気になりました。

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バス停前のスペースをうまく活用して、エリアを設けています。

目の前は前述のCOREDO室町の選手の巨大な肖像で、ロケーションは最高でした。

車椅子利用者の方への誘導もスムーズに行われ、大きな混乱はありませんでした。

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警察官と誘導員が混乱を抑えています。

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横から見たところ。かなりのゆとりを持ってスペースが確保されており、

沿道の見物人が圧迫するような危険はなさそうでした。

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介助者の方が一人まで帯同できます。日差しを避けるために日傘をさしていますね。

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しかし、告知が遅かったせいか、スペースにはかなりのゆとりができていました。

前日の告知では、会場に行きたくても断念した車椅子ユーザーの方は

相当数いらっしゃったはずです。

都心の地下鉄駅は必ずしも車椅子ユーザーにフレンドリーではないので、

事前に経路の検討が必要だからです。

 

そしてもう一つの懸念が、これ。

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パレードが差し掛かる直前、沿道にはみ出ないようにと

再三注意しているにもかかわらずルールを守らない見物人があふれ、

車椅子の方が立ち往生しています。

誘導員は付いているものの、カメラやケータイを見ながら歩いている人もおり、

目線の高さでは衝突する恐れもある、非常に危険な状況。

周りでは怒号も飛び交い、やや緊迫した瞬間でした。

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この手持ちのハンドカメラですら、車椅子の方には凶器になります。

4年後の東京オリンピックに向けて、改めて課題が見えた気がします。

 

パレード終了後の様子

 

パレード終了後の周囲の様子。

歩行者天国の解除が始まるため、急ピッチで撤去作業が続けられます。

車椅子スペースの撤去は、車椅子ユーザーの方のペースに合わせて

ゆとりを持って進められていました。

介助を担当するスタッフも一人一人に非常に丁寧な対応をしている印象でした。

 

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誘導員の丁寧な応対。

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警察もサポートしていて、笑顔も見えます。

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迅速な撤収作業。

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沿道にはまだまだたくさんの人があふれている状況でしたが、

無駄のない作業でどんどん片付いていきます。

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関わったボランティアスタッフは総勢で何人くらいいるんでしょうか…。

これだけのグループが中央通りのいたるところでミーティングしてました。

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すっきり片付けられた中央通り。パレード終了から歩行者天国解除まで約10分程度。

 

パレードの華やかな部分と舞台裏を両方見ましたが、

日本人のホスピタリティや規律・意識の高さを感じる一方で、

バリアフリーの未整備やモラルの欠如も感じられ、

4年後までに解決すべき問題の多さを実感しました。

 

長くなりましたが、

この記事を通して4年間の間で何をすべきか、また4年後以降、

日本人にとって何が必要なのか、少しでも考えていただければ

とても嬉しく思います。

(了)